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2015.07.03

高次脳機能障害に関する裁判例 大阪地裁平成27年1月30日判決

【大阪地裁平成27年1月30日判決 自保ジャーナル1944号22頁】

自賠責の認定は後遺障害非該当だが、高次脳機能障害9級10号、そのほか後遺障害と併合して8級と被害者の方が主張した事案において、この裁判例は、事故後に意識障害があったとは認めらないとしたうえで、びまん性軸索損傷について、

「原告の頭部CT及びMRI検査の画像には、全般的な脳室拡大や脳委縮を窺わせるものはなく、損害保険料率算出機構においても、高次脳機能障害の専門家からなる高次脳機能障害専門部会の審議に基づき、『提出の頭部CTならびにMRI画像からは明らかな異常所見は窺え(ない)』ことなどを理由に、本件事故の脳外傷に伴う高次脳機能障害とは捉え難いと判断されている」

として、原告のMRI画像のT2画像をびまん性軸索損傷の根拠とすることには疑問があるとしたうえで、

「画像資料において脳の器質的病変があったこと、本件事故後に意識障害があったことのいずれについても疑問のある原告において、ウェクスラー成人知能検査(WAIS)等の成績により、びまん性軸索損傷の傷害を負い、高次脳機能障害を生じたことを認めることには疑問がある」

としました。

画像所見と自賠責の後遺障害認定の判断を重視する裁判所の思考過程がよくでている裁判例です。

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山本・竹川法律事務所

弁護士 山本  明生

弁護士 竹川   聡

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大阪市中央区北浜2丁目1番3号北浜清友会館ビルディング。北浜駅から徒歩1分、淀屋橋駅から徒歩7分。大阪弁護士会所属。

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