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2015.05.22

高次脳機能障害に関する裁判例のご紹介 東京地裁平成26年12月25日判決

 東京地裁平成26年12月25日判決 -自保ジャーナル1941号28頁

被害者の方が高次脳機能障害等で併合5級の後遺障害を残したとして損害賠償を請求した事案において、この裁判例は次のように判断しました。判断にあたっては、自賠責が非該当と判断したこと、事故後に意識喪失がなかった事実や約2年強にわたり事故による傷病の治療を受けなかった期間があった事実なども影響したのではないかと思われます。

【判決の抜粋】

原告に認められた各種神経症状のうち、聴力障害については、機能性難聴とされており心因性のものであることが疑われ、眼科検査の結果も視野欠損は認められておらず、右の視力低下の原因は白内障の影響があるとされている。また、丙川医師が原告を診察した平成21年4月10日より後、①原告が、同年7月29日から31日までF病院に入院した際、聴力、嗅覚及び味覚については正常と判断され、②原告がD大学病院に入院中の同年9月26日、同病院医師は、原告について右不全麻痺や嚥下障害の症状はないとしており、③平成24年4月24日に同病院を受診した際、同病院医師は、高次脳機能障害の検査は不要と判断している。そうすると、原告に、丙川医師が高次脳機能障害と診断した症状が存在していると認めることは困難である。


(略)

以上に加え、平成17年4月5日の頭部CT検査及び同年6月17日の頭部MRI検査の結果がいずれも異常なしとの所見であったことも併せ考慮すると、本件事故により原告が軽度外傷性脳損傷に罹患したとは認められず、かつ、原告に、本件事故を契機として各種の高次脳機能障や身体性機能障害が生じたとは認められないというべきである。

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山本・竹川法律事務所

弁護士 山本  明生

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大阪市中央区北浜2丁目1番3号北浜清友会館ビルディング。北浜駅から徒歩1分、淀屋橋駅から徒歩7分。大阪弁護士会所属。

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