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2015.03.19

条例で自転車保険加入を義務付け

兵庫県議会が、平成27年3月18日、自転車の使用者に自転車保険加入を義務付ける条例を可決したそうです。

加害者が自転車の交通事故の多くは、自動車の交通事故と異なり、加害者が保険に加入していないために加害者が賠償金を支払いきれず、被害者が十分な賠償金を手にできないリスクがあるのが難点です。この条例によって自転車の保険加入が促進されれば、加害者が自転車の交通事故の案件であっても、加害者の資力を心配せずに被害者の方が十分な救済を得る可能性が高くなりました。

自転車の交通事故の難点のもう一つは、自賠責保険の後遺障害認定制度を利用できない点です。自動車の交通事故の場合、殆どの事件で自賠責保険の制度を利用して損害保険料率算出機構の後遺障害認定の審査を受けることができ、その認定結果が後の保険会社との示談交渉や裁判において重要な指標となり、迅速な解決に役立っている部分が少なからずあります。ところが、加害者が自転車の場合、自賠責保険の適用がなく、後遺障害の認定制度を利用することができず、後遺障害の有る無しや後遺障害の程度について指標となるべき判断がなく、そのために示談交渉が難航することがあります。事案に応じてはウラワザじみた手を使って、後遺障害の認定審査を受け得る場合もあるのですが、その方法はこの場でご紹介できるような確実性がある手段ではありません。ともかく、今回の兵庫県の条例によって、加害者の資力問題はある程度克服されたものの、自賠責の後遺障害認定を受けることができない、というもう一つの難点については、引き続き今後の課題として残るといえるでしょう。

 

 

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山本・竹川法律事務所

弁護士 山本  明生

弁護士 竹川   聡

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大阪市中央区北浜2丁目1番3号北浜清友会館ビルディング。北浜駅から徒歩1分、淀屋橋駅から徒歩7分。大阪弁護士会所属。

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